ものの価値と価格
August 23, 2007
先日、質屋をやっている友人に会った。その時に聞いた査定についての話がとても気になった。
金や銀で出来たものだと、まずはそれを溶かした時、つまり重さとグラムあたりの地金の値段を基準に考えるそうだ。その次に、金の時計だとロレックスは高いがエルメスのはそれほど高くないなど、ブランドで判断をする。そしてデザインの人気度や、状態で査定の値が決まという。
この時、あまりにも珍しい時計は、かえって買い取り価格が低いそうだ。つまり市場に出回ってないので、市場性がない。ここが骨董屋と違う所だ。この「査定」というのは最も手堅くて、夢のない価値基準で価格を予測する事をいうようだ。評価や価値という言葉とは意味が異なる。
フランスでは赤ちゃんが生まれた時、銀のスプーンでシャンパンを唇に触れさせる風習がある。銀の食器は豊かさを意味する。そしてシャンパンは夢とロマンのある暮らしを一生過ごしてほしいという親の夢と希望の表れである。
そのスプーンには、シルバーホールマークがついていて、何年製の銀であることまで分かる。豊かさと夢のある暮らしに対する憧れと稀求。これが貴重なのだ。
昨日、久しぶりに酔っぱらって銀座のラーメン屋に寄ったら、隣の若者が、おもむろに銀の箸を取り出し組立てて、ラーメンをすすり始めた。割り箸のため木が切り倒されてる事に心を痛めてか、自分のスタイルとしてMY箸を使っていたという訳だ。
この箸を奪って、その換わりに1万円を渡したとしてもこの若者は納得しないだろう。彼の箸にはきっとお金だけではない価値がある。もしかしたら友人から貰ったものかもしれないし、思い入れや思い出もあるはずだ。たとえ8000円で買ったものだとしても、1万円と交換をしないだろう。
付加価値は簡単に査定することはできない。価値とはこのように絶対的なものなのだ。解ってたまるか、といわれたように感じた。
My friend Jewish gold merchant weighs the jewelry by the gramme , and estimates the price of the thing.
This is the most surest value.The buying prices are depending on the weight,
not so much relate to the brand or design unfortunately.
Silver spoon has some special meanings to parents and their baby.Silver knives and folks are precious and icon of wealthy life .
Last night late, I got drunken, I went to RAMEN shop in Ginza.The young lad sitting next to me started combining his own silver chopsticks.and started eating Ramen with sounds.
I felt like taking his chopsticks and giving him 10,000 yen and shut his mouthHe might have got ungry. It is his private hashi and special thing to him.The value of own thing is absolutely private.