今大切な、創造的思考
September 27, 2007
日本ではバブル崩壊により経済的に大きく落ち込んだ後、金融の健全化から始まり、数字的なプロポーションが良く投資家にも解りやすい、アメリカ式の明快な経済システムに移行してきた。ここをしっかり押さえないと企業は存続できないと、大企業の上層部の方がいっていた。
しかし、創造/情報/知的社会に移行している状況を考えると、それだけではなく、日本的なものとは何なのかをもう一度考え、人間的なシステムに根ざした働き方を目指すべきだと思う。
そうならなければ世界は良い方向にはいかず、過度な金持ちと貧乏人に分かれた社会になっていく。美意識とビジョンを持て情報を上手く流す、企業が生き残るといった、創造社会の到来が期待されている。
そういった現状で、大量生産型の企業体質をどのように脱皮して行くか(残しながら変わって行くか)を考えると、今までよりも外部にクリエイティブな業務を委託する事が必要なのではないかと思う。
今までの目的と違うことを必要とされるこれからの企業は、業態開発やデザインに関する行為を、企業内だけではなく、若くクリエイティブな人々に頼むことが増えるのではないだろうか。
こうしたことは地方にいると実感として感じにくく、いわゆる格差社会というものが出現している。まず情報を得て、少なくとも感覚的に理解しないと、取り残されるという格差ができつつある。
一時、デザインやアートを教える大学が、条件や環境の面から地方や郊外に移転した時期があった。しかし、デザイン活動は都市の文明と密接な関係があり、むしろ狭くても都会の中でモノを考えたり見抜いたりする力が大切だと思う。そして一方で、自然のプロポーションの美しさ、大自然の偉大さを感動したことのない人にデザインはできないのではないかとも思う。
創造社会の前に、創造的な思考方法や物事の掘り下げ方を考えて行かなければならない。ここを作って行きたいと思っている。
After the collapse of Japan's "bubble" economy, the society is moving more into creative, intellectual and information. Now it is time to re-think about what is Japan and re-think the way of working upon human centered system. It is gonna be more important to outsource creative works to young creative people.
Things like these might be hard for the country side to feel as they are real. If you don't try to get information and don't try to feel them as real, you won't get out from this information devide.
Design is deeply connected to civilization of cities. It is important to think and see through things in the city and is also important to know and to respect the beauty of nature.
Before entering the creative society, what I am going to do is to establish the way of creative thinking and how to see things.