スクーリングパッド グローバルデザイナー養成コースに向けて
February 22, 2008
デザインを囲む状況や、デザインの意味の変化と拡大、それらを繋げるコミュニケーションについて考え続けている中で、スクーリングパッドを通じて世界で活躍するデザイナーを日本から池尻から送り出したいという気持ちが益々強くなってきた。
デザインを囲む状況や、デザインの意味の変化と拡大、それらを繋げるコミュニケーションについて考え続けている中で、スクーリングパッドを通じて世界で活躍するデザイナーを日本から池尻から送り出したいという気持ちが益々強くなってきた。
昨日、電通の講演で名古屋に行ってきた。これは名古屋と中部地方の経営者や広告担当役員など150人に、ECO=CREATIVEという切り口で新しい社会におけるデザインと経営戦略について語った。
先日スクーリングパッドの学校説明会で若い人達の意見を色々聞いていて、ふと思ったことがある。
一昔前の人達は学習塾や予備校や参考書もないが結構勉強ができた。その前は戦前の旧制高校で、当時流行ったデカンショ(デカルト、カント、ショウペンハウエルといった哲学者達の本)を読んで半年暮らす。残りの半年は山に登ったり酒を飲んだり寝て暮らす。流石にこの体験はなかったが、戦後しばらくしての僕らの世代も教科書と問題集だけで予備校はなかった。それでも皆、色々な解き方を考え数学などを楽しむ感じがあった。
スウェーデンのマルメにスペインの構造建築家カルトラバがデザインした捻り棒のような建築が立っている。高さが180メートルもあり、ヨーロッパの人の中には景観を壊したといってこのビルを批判する人々がいる。
東京でも六本木の森ビルが立ったおかげで周囲の景色の邪魔だと言う事がいわれた。都市のデザインと文明の発展、及びその国の文化度はどう関係しているのだろうか。
スウェーデンの友人カトリンが1年間ドバイに出稼ぎに行くという。ギャラがいいので行くのだと言ってた。あの場所は世界中の建築やデザイナーをブラックホールのように飲み込む力を持っている。
ハンドボールでの国際社会での強引な力、イラクはアメリカに譲ったがイスラムの金持ちはオイルパワーと重なって世界を引っ張っている。ここにタイにいる友人のジェイコブセンが送ってくれたドバイの都市計画/現在/近未来の写真がある。
今北欧にいて、こうした写真を見ていると、環境問題や平和などが、国や立場の相違によりこうも違った視点で見られているのかと思う。じっくりとこの写真を見て考えてみよう。
20年前にストックホルムを訪れた時は、3月なのに日本の正月並の寒さだった。18年前の2月はマイナス20℃だったのを覚えている。5-6年前もだいぶ寒かった。
一方、昨年の1月末に訪れた時は雪が殆ど残っておらず、暖冬だといわれていた。そして今年は、東京よりは寒いようだが、あまり雪も残っておらず、レクサンドは去年よりも雪が少ない。地球の温暖化は北欧でも肌で実感する所迄きたということだろうか。