アメリカでのオバマの熱気
January 19, 2009
夜中にポートランドのホテルでテレビのニュースをつけて、日本を出るときにもらったi-know! の記憶術の本を見ながらこれを書いている。ボクがオバマを囲む状況に興味があるのは次の社会がどのような形になって行くかが少しずつ見えてきているからだ。オバマの言ってることはアメリカの為だが、日本そして世界に当てはめても通じる所がある。
選挙での情報のやり取りがweb 2.0的であるというか、その次を予感させる。snsやyoutubeやwikipediaやmy spaceなどは圧倒的な情報を惜しみなく注ぎ、いわば情報に対して太っ腹でケチではない。
それはサンフランシスコやポートランド的なヒッピー文化につながる。まるで60年代末〜70年代のロックコンサートでどこからか回ってくるマリファナのようにみんなで楽しもうという感じや、良い物も悪い物も分かち合いたいという雰囲気が漂う。
またwikipediaには知を共有しようという理想が見える。それには無料で誰でも知りたいことが解るシステムを創造し、モノを知ってる人もいわゆる知識人や教授ではない普通の人の知識であり、お互いにチェックし向上しながら書き込んで行く。素人が、知ろうとしている人に惜しみなく知識を解放するし分かち合う。
このシステムを作りながら次の大きな社会の夢や方向を示し、こうした社会の鬱積し、溜まってしまった知識に方向性と解放を与えるのが次だ。本来web 2.0社会は日本の昔からある助け合い社会、お裾分けに近い。たくさん持っている人が勿体ないから余ったものを与える。お互いよくし合う互助会的理想がある。
しかし現在の日本は見事なほど西洋的価値観の悪いところを学習してそれを後生大事に守っている。肝心のアメリカなどはとっくにそこを乗り越えてオバマで次に行こうとしているが、次は僕ら日本からも何かを起こせたらと思い、今回ウェブテレビチャンネルを立ち上げ、その第一回目をオバマの大統領就任式突撃取材という企画にした。
これからこのチャンネルで良いものも悪いものも、オバマに端を発した、いろいろな情報を伝え続けていくつもりだ。