日本の情報
February 10, 2009
現在の世界で日本の存在感がへこんでいる。一時は経済大国と言われ、アメリカの次にGNPが大きい事などが日本の自信だったようだ。
僕はその頃からどうせ人口が13億以上ある中国がその道では超えて行くだろうし、むしろ美意識や文化そして心の豊かな国として存在感を示すべきだと思い、イデーをやってきた。
しかし外国から日本を見ると、先ず情報の点で大きく取り残されている。世界はどう動いているか、そして新しい社会の価値観、それと我々の持つ歴史と文化がきちんと整理され理解の手がかりが与えられ方向が示されてないといけない。残念ながらその辺は国があまり考えてないようなので、僕らはメディアを作って情報を世界中にひけをとらないようにやって行きたい。
昨日はスエーデンでDesign Boostというデザインや文化の熱の力で地球の環境を戻そうという組織のDavid (元々はDavid Design という家具屋をやっていた、去年はCappeliniと僕の3人でストックホルム家具フェアで喋った)とやる新しいウェブテレビ局の話で盛り上がった。
彼らが世界中のデザイナーを巻き込んで行う環境を考えた新しい動きは、エバさん達がやっているSave the planet in style.というムーブメントとも上手くなじんでいる。そんな彼らは無暖房住宅など作って住んでいる。
彼らと情報のレベルが対等に動いているのは僕らしかいない日本の現状はとりもなおさず、世界での他の領域での日本の孤立感とつながっている。本当はNHKや民放でももっと世界の情報を流して、島国の日本がより開かれた世界を引っ張る文化の形成につなげれば良いのにと思う。
良くやらないと人々の心は動かない。 やはり共感や憧憬を抱かせながら好感を形成し、情報の点で前に出るようにしたい。情報革命と価値観再生と教育のあり方はみな同じ線上にある。