愉快、装飾、能力
May 28, 2009
新渡戸稲造の武士道に、「イギリスの哲学者ベーコンは学問の効用は愉快、装飾、そして能力にあると言った」と書いてある。
僕は毎朝、起きるとふと植物図鑑を見て、それにより朝のインスピレーションとでもいうものが、沸々と湧いてくる。
学問の目的は学習と同じ様に鍛錬だとか資格だとか、MBAのようにすぐに結果が出ることを期待してしまう傾向がある。
しかしまず学問は面白くて愉快、そして装飾とはデザインや知識の沢山集まったこと、そして学問で鍛えた思考力と対応能力が生きて行く上でも社会にも役に立つということかと思う。
実は僕らが自由大学で考えていることもまさにこのようなことだ。考えたり、話したり、いろいろ動いてみることが、まず面白いし愉快だというところから始まり、そこでいろいろ装飾、デコレーション、回りのことに考えが行き、知識とストーリーが読めてくる。すると才能が開花し能力が全開する状態になる。
新しい時代の働き方、仕事はどの辺りにあるかということを考えていると、先ず自己責任でこうしたら面白い、こうしたら社会の為に役立つということをたくさん考えてそれにチャレンジする事。
それはとてもノーマルなことだと思うけど、今の時代はお金の入金の当てのないことはやるな、儲からないことは止めろ、ということになる。すると閉塞状態になりストレスが溜まる。そこでこれからの時代は、風通しの良い、勇気を持って挑む仕事が良いのではと思う。そんな仕事はどこにあるのかと思うが、実は視点を変えると足下に転がっている。
自由大学では「フリユニモデルの働き方」という講座だけは僕が担当してみようと思う。どこが今までと違って、どうして講座を作って行くか、この動きを自己増殖して行くのはどうしたら良いか。学び続け仕事を発展させて行くのはどうしたら良いかということを愉快に面白くやって行きたい。
それと勇気について、自己について、自由について考えて行きたい。