日本の心意気

June 16, 2009

最近スクーリングパッドで、世界一周をしてサッカーを見てこよう と考えていたり、石川直樹さんの様にエベレストなど世界の山々を登ったりしている若者とで話す機会があった。世界中を廻ってみようという気概を持っている事と、サッカーで日本を応援する人達は、同じ心意気。

自由大学でも、林篤志君が世界一周旅行を目指す「旅学」の講座をやろうとしている。世界一周は僕の原点でもあるので応援している。

それにつけてもこの30年程は、日本の日の丸さえもいけないかのような戦後の風潮から変わり、世界を廻っている内に日本人という事で日本について聞かれ、日本文化について答えているうちに、もっと日本の良いところを知りたいと思う様になった。

骨董好きなのも手伝ってそんな姿勢は徐々に強くなり、明治時代以降の日本の歴史を偏見なく調べている。僕はこの辺を、悪びれることなくきちんと話し、どこが良くどこがおかしかったという前に、事実は一体どういう側面があるのかということを知りたいと考えている。

残念ながら人類の歴史は戦いの歴史でもある。そこには全てストーリーがある。そしてサッカーというスポーツにもその厳しさと戦いの醍醐味、喜びと挫折、成功と失敗というドラマがある。その中で生まれた潔さや、友情や沢山の美しい心が絡まって、大きなうねりが出来てきた。

現在のような価値観の転換期には、内弁慶的な日本が良いんだと言い過ぎないで、まともにフェアに外国に対して主張することが必要だ。僕も英語で議論してコミュニケーションする練習を自由大学でやって行きたいと思う。

大学の英文学の教授とイギリスを旅行したことがあったが、ただ学ぶことと本を読むことはしているが、イギリスの歴史や、文化に入り込むことはできないばかりか、パブでイギリス人と議論になった時に、冗談を交えながら論破することなどとてもできなかった。

それに比べると、今の若者たちは普通におおらかに主張できている。これからの時代は世界は日本の知恵を求めているのだから、きちんと主張して、ユーモアをもって議論を楽しめることをして行くと良い。

自由大学でも、言語と文化学部で、ジョンムーア氏にアクション・イングリシュを頼んでいる。またKAISというインタナショナルスクールの若い校長ジョナサンとの提携や、ヒップな英語を教えるMr.Freeなど、僕の信頼する人達を参加させていきたい。日本人の心意気をもっと世界に理解させるのができる様にする為には、議論と会話とユーモアが鍵だと思う。

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