Good News

January 16, 2019

以前、Good News Projectを始めようと思って、いろいろ動いたことがありました。ひとことでいうと、世の中には悲しいことや悪いことと同じくらい、良い話しや楽しいことがあるということに注目して、Good Newsを集めてみたら良いのではないか?

他人を恨んだり憎んだりするよりも、仲良く認めあった方が遥かに良いのに決まっている。しかしながら、事件や戦争や殺人は記事になるけど、思わずにっこり笑ってしまうことはニュースにならない。

去年の年末に、恵比寿の路上で野良猫と思われるネコが自動車に轢かれるということがありました。そこに居合わせた、ファーマーズマーケットの拝原君が思わずその猫を抱き上げて、動物病院に連れて行くと、顎が折れたその猫を助ける手術をするのには50万くらいのお金がかかると言われ、どうしようかと僕に電話してきました。

とにかく可哀想だから、クラウドファンディングででも集めようと思い、最後は僕が救おうということになりました。

ファーマーズマーケットで捨て犬の譲渡会をやっているDo one Goodという組織の高橋一聡さんに連絡したら病院に直接交渉して少し安くなるようにしてくれました。

動物病院の医師が偶然、拝原君の高校の同級生であったこともあり可愛そうな猫を助けようと皆んな心が一つになって、手術になりました。すると手術は成功して、この猫も無事も命を取り留めました。

猫がひき逃げにあったということは、人間ならば事件ですが、器物破損ということで誰も咎められることもなく、普通はそのまま放置されて猫は死んでしまいます。そしてゴミの様に破棄されてしまいます。

僕は小学生の時の親友が犬しかいないという経験から、犬が人間の様に感じられています。猫も同じような感覚で、自己を確立した存在として尊敬しています。

幾つかの偶然が重なって、COMMUNE 2ndの中に猫の小屋を作って、元気になるまでは面倒みています。でも野良猫の親分だったこの猫はなかなか懐かないで存在を主張しています。

これを機に、可哀想な犬や猫を救う基金の創設や、コミュニケーション障害の人や独居老人に捨て犬や捨て猫を紹介する事を考えてみたい。

動物を友人として認めて愛情を注ぐことがどれほど生き甲斐になるか、そして自分自身も豊かになることが出来るか。

ちなみに手術代は30万にしてもらって払いましたが、これも経費で落ちることなど考えられないし、またクラウドファンディングを組み立てる迄にはまだまだ時間がかかります。

張り紙をみて10万円を包んでくれた人が現れたりもしました。この猫が元気になって、またイタズラ猫になって活躍することを見守っている人が何人もいるという事です。

世の中は捨てたものではなく、嫌なことがあると同時に微笑ましいこともあるのです。大切なのは、善意や好意を集めて行動を組み立て計画を実行することです。

Do One Good活動は一般社団法人として、毎年4000匹の捨て犬や、事故に合ったびっこの犬などの里親探しをしています。

みんな、周りに良くしたいという心はあるけど、行動して実践することで更に愛情が大きくなるものです。
それを考えてGood Newsを集めていくことを今年はまた始めます。

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